写真ルポ
Gallery 農民志願
1970年頃から都会人のなかに過疎の山村に移住して農民を志す人びとが増えてきた。本物の農民たちは「農業では食っていけない」「山村は生活が不便だ」と離農していくのに、なぜ都会生活に見切りをつけ、脱サラしてまで人生を変え、農業を始めようとするのか。見捨てられた山村や農業にどのような豊かさを見出したというのだろうか。北海道から九州まで全国各地に入植した人たちを訪ね、十数年にわたって彼らを見つづけて撮影した労作。農民志願したかれらの考え方や暮らし方をルポルタージュした文章もあり、解説してくれる。
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